オンライン英会話の効果はどれくらいで出る? 効果的な受け方は?

オンライン英会話の効果はどれくらいで出る? 効果的な受け方は?

現在は、オンライン英会話の普及によって日本にいながら英語を学べる環境が充実しています。とはいえ、オンライン英会話で身につく英語力は人それぞれです。レッスンを効果的に活かすためには、予習復習などの自習の頻度や学ぶ姿勢も関係します。

本記事ではオンライン英会話のメリットや効果的な受け方、身につくまでの期間などについて解説します。

【初級者向け】オンライン英会話の効果は? 期間別に報告

オンライン英会話を受講してから効果が出るまでには個人差があります。ここでは、英会話初心者がオンライン英会話を毎日続けた場合、どれくらい英語が身につくのかについて解説します。
もし各期間までに想定したほどのスキルが身につかなかったとしても、継続して習慣化することが大切です。

1か月

始めて1か月の段階では、英会話を始める前よりも実感してリスニング力が高まり、簡単な英語を聞き取って片言の受け答えができるようになります。一方で、語彙や表現力は未熟であるため、自信を持って英会話に臨めるほどの効果は得られないでしょう。

そもそも、英会話を始めてすぐの期間では、慣れない状況に緊張して上手く発声できないことも珍しくありません。この段階では焦らず、まずはリラックスして話すことが目標です。
1か月を過ぎた頃には、もともと持っていた英語力のレベルにかかわらず、状況に慣れてくることで英会話への抵抗感やストレスは減っていきます。

学習面ではコミュニケーションの基本である挨拶のフレーズを覚えたり、英単語の語彙を増やしたりすることで学習していきます。知っているフレーズや単語が増えてくると、決まった状況であれば英語で話せるようになります。

3か月

耳が英語に慣れる段階が3か月目です。ネイティブの速さにはまだついていけないものの、日常会話レベルの聞き取りに苦がない、理解できるようになってきたという実感が持てるようになります。
この段階であれば、積極的に自分から講師に話しかけることができます。英語で疑問点を投げかけ、返答を理解できるほどのスキルを身につけられれば、英会話の楽しさを知ることができ、この先も高いモチベーションで学習を続けられるでしょう。

半年

半年で身につくスキルの目安は、日常会話が難なくこなせるようになり、海外旅行に行っても困らないレベルです。ここまで続けていれば、実践的な状況でも効果を実感できる段階になります。
数多くの実用的なフレーズや英単語を習得することで、ネイティブ相手でも難なく受け答えできます。ときには冗談を交えて楽しく英会話することも可能です。

ただ、英語によるビジネス会話といった専門用語を多く用いる状況では、対応しきれない場合もあります。しかしここまでに学習を習慣化できていれば、その都度勉強することで自然と対応力が上がり、英会話の幅も広がっていくでしょう。

1年

1年続ければ、海外の人との会議や、海外の時事ニュースについて議論できるようになります。そのため、ビジネスシーンで通用するレベルまで英語力を磨きたい場合には最低1年を目指して学習を続ける必要があります。
ここまで来れば、喋るときに日本語で思考しなくても、瞬発的に英語で言葉が出てくるようになります。始めた当初よりも英語の表現力がアップしているため、定型的な受け答えでなく、自分の表現で的確な英語を使って話すことが可能です。

もちろん1年勉強すればそれで終わりではありません。仕事や交流などで積極的に英語を使う機会を増やし、学習を積み重ねていくことでよりスキルを高めていくことができます。

オンライン英会話は効果なし? 効果が出ないケース

オンライン英会話を受けたのに残念ながら効果が出なかったというケースがあります。
学習に役立つサービスも、使い方が悪ければ効果は得られません。ここからは「効果なし」となるケースと、その対策についてご紹介します。

講師と合わない

学習が進まない要因として、講師の力量が足りていない場合や相性が悪い場合などが考えられます。
ある程度の実力を持った講師であっても、教え方が自身に合うかは個人差があります。もしレッスンが分かりにくいと感じるのであれば、一度違う講師を試してみるとよいでしょう。

相性の面では講師の雰囲気、話し方が合わないケースがあります。講師を選ぶ際はプロフィールを確認してキャリアや趣味、好きなものなどに自分と共通点がある人を選ぶと、話を合わせやすくなるかもしれません。
また、分からないことを質問しやすいことも大切です。不明点をすぐに解消できる環境であれば、より英会話への抵抗を減らして学習に励めます。そのため、まったく喋れない初心者のうちは無理に英語ネイティブを選ぶより、日本語の通じる講師のほうが始めやすいでしょう。
外国人講師でも、TESOLなどの英語教授法の資格があれば、英語が不慣れな人へと教える知識を持っているため、実力の高さだけでなく接しやすさにも期待できます。

レッスンを受けるだけになっている

ただ何となくレッスンをこなすだけでは、どんなによい講師やカリキュラムで習ったとしても学習内容の定着は見込めません。「とりあえず受講すれば上手くなるだろう」といった受け身の姿勢では、オンライン英会話を効果的に続けることは難しいでしょう。

英会話はテスト対策の暗記のようなインプットだけでなく、自分からアウトプットして表現することが大切です。手順としては、「会話としてアウトプットする→自分の学習不足に気づく→勉強する→再チャレンジ」というサイクルを繰り返すことで、高い効果が得られます。
言われた通りにするだけでは、レッスンの効果も分かりにくくなります。失敗を恐れずに英語で表現してみると、自身のスキルや、その成長が実感をともなって理解できるでしょう。

学習では教材の内容を覚えることも大事ですが、実際に話すことを前提に考えると実践的な力が身につきます。例えば、買い物の対応や道を聞いてみるといったシチュエーションを決めてレッスンすると、よい練習になります。レッスンがないときでも英語に触れる時間を作り、予習・復習を続けることが素早い習得に繋がります。1日に30分~1時間など、決まった自習時間を設けるのがよいでしょう。

効率よく習得するための前提として、定期的なレッスンを受けることも大切です。不定期に気が向いたときだけ受講するといった状況では、一度こなして満足すると期間が空きやすく、学習を次のレベルへ進めることが難しくなります。
日本人が英語を習得するには約1,000時間の学習が目安とされています。まず最低限話せるようになるまでは高い頻度でレッスンを受けるようにしましょう。基本的に短期間で集中して学習したほうが、総合した学習時間を短くでき、効率的に習得できます。

オンライン英会話のメリット

インターネットが発達する以前には、英会話学習は通学タイプ(英会話スクール)が一般的でした。通学と比較して、オンラインでのレッスンにはどのようなメリットがあるのかを解説します。

好きな時間にレッスンを入れられる

通学の場合、レッスンがある日は決まった時間に指定の場所に行く必要があります。しかし、オンライン英会話は場所や時間の縛りがないため、より自分の都合のよいタイミングでレッスンを受けられます。

レッスンを受ける機会が増えることは、英語の学習効率にも関わります。学習は習慣として取り入れるのが重要であり、毎週、または毎日受けるのであれば、より続けやすいオンラインレッスンが効果的です。

特にビジネスマンの方の場合は仕事で忙しいため、自分の都合に合わせられるオンライン英会話しか選べないことも少なくありません。オンライン英会話サービスは対応時間の幅が広いことが多く、休憩時間や業務の合間といった隙間時間でレッスンを受けられます。
スマートフォンなどといったインターネットに接続できるデバイスさえあれば、自宅や外出先からでも受講が可能なため、気軽に始めたいのであれば、通学よりもオンライン英会話をおすすめします。開始5~15分前といった直前でも予約を受け付けているサービスであれば、急に空き時間ができたときなどでもレッスンを受けられます。

講師を自由に選べる

オンライン英会話は自分で任意に選べる講師が多いという特徴があります。通学タイプは基本的にスクールのカリキュラムにあわせて講師が選ばれるため、受講する側に選択の余地がありません。

英会話の上達は言葉のアウトプットが重要なため、自分が楽しく話せる講師に出会えるかどうかで学習効率が変わってきます。オンラインであれば、ネイティブスピーカーと本格レッスンを受けたり、日本語の通じる講師から始めたりといった選択肢があります。また、英語圏に限らず、様々な国籍の講師からレッスンを受講できるため、相性のよい人を探しやすいでしょう。

前項でも触れたように、英会話初心者であれば、母国語が英語以外の非ネイティブ講師から始めるのがよいでしょう。講師自身も一から英語を学んでいるため、英語学習の苦労や、具体的につまずきやすいポイントを理解しています。それにより、自然と英語力を身につけているネイティブと比べて、講師自身の学習経験から得られたコツやアドバイスをより詳しく教えてもらえます。

英語ネイティブかどうかにかかわらず、講師を選ぶ際には、サービス運営会社による採用基準を見ておきましょう。オンライン英会話は世界中にいる講師の中から選べますが、レッスンの質は人によって差があります。ある程度の質を保証している、採用基準がしっかりしたオンライン英会話のサービスを選ぶようにしましょう。

ビジネスオンライン英会話HanasoBizでは厳しい採用基準をクリアし、研修トレーニングを積んだ質の高い講師がそろっています。人気と実績のある講師の中から、さらに自身と相性のよい人を選んで受講できます。初めて学習する方でも安心してレッスンを受けられます。

コストパフォーマンスが高い

オンライン英会話のレッスンにかかる費用は数千円からと、比較的安価です。通学タイプの場合、スクールにもよりますが、受講料のほかに入学金や教材費などがかかるため、あわせて数万~数十万円のコストがかかるケースがあります。
講師の選択肢が狭いスクールや、グループレッスンといった条件で妥協すれば費用を抑えられますが、学習効率でコストパフォーマンスを比較すると、基本的にオンライン英会話のほうがよいでしょう。

オンライン英会話は教材費や入会費が無料のサービスがほとんどです。英会話スクールでは、教室の家賃や、講師を出勤させる時間当たりの人件費などが発生するため、その分は受講者が負担する費用に反映される事情があります。一方、オンライン英会話は教室が不要で、外国人講師が自国から移動せずに済むため、質を保ったまま費用を抑えることができます。

オンライン英会話の料金体系は、毎月回数制のプランがほとんどです。このプランでは月4~8回など、受講回数が事前に決まっており、回数に応じた月額料金を支払います。基本的には毎月の受講可能回数が多いプランほど1回の受講料は安くなります。
また、毎日1回レッスンできるプランを用意しているサービスもあり、学習意欲が高い方や早く習得したい方はそちらがおすすめです。

オンライン英会話の効果的な受け方

ここからは、実際にレッスンを受けるときに学習の効果を高める受講方法について紹介します。ポイントは積極性と予習・復習(練習量)です。

具体的な目標を決める

具体的な目標を立てることで、やるべきことが明確になり、学習に積極的に取り組みやすくなります。逆に、目標がなければモチベーションを維持しにくく、短期的に集中して取り組んだり、長く続けたりすることは困難です。

例えば「英語圏の人とペラペラ話せるぐらい」という目標だけでは、上達の度合いをどう測るのかを決められません。実際には実力が積み上がっていても、英語ネイティブやすでに話せる人と比べると大したことがないように感じ、自分の英語力を適切に評価できなくなることもあります。
目標を立てるなら、TOEICで何点取る、ビジネスの実用レベルであるCEFR B2を目指す、英語検定に合格するなど客観的に測れるものがおすすめです。

ほかにも、失敗しにくい目標設定の方法としては、短期・中期・長期と細かく期間を区切って小さな目標を立てておくとよいでしょう。
短期目標は3か月、中期目標は半年程度を目安に達成しておきたいことを設定します。最終目標を見据えつつ必要なことを逆算し、教材を1冊終わらせる、レッスンを週に何回受けるといった目標を目指しながら進めていきましょう。

フレーズを自分のものにする

挨拶や買い物、注文などの流れが決まっている場面なら、深く考えなくても暗記したフレーズを口にするだけで英会話が可能です。日常会話だけでなくビジネスでも自己紹介、雑談、自分の意見を簡単に伝えるときなど、それぞれで使える定番フレーズがあります。

もちろんビジネスの交渉や自分の意見を出すときなど、話の流れにあった対応が求められる場合には、自分で話を組み立てる必要があります。まだ始めたばかりであれば、まずはフレーズから覚えはじめることに損はありません。

ただ、フレーズの暗記は学習法として勧められる一方で、応用が利かないという見方もあります。しかし、フレーズの文構造を理解すれば英単語を一部入れ替えるなど対応できるため、やり方次第では英語表現の幅を広げるのに役立ちます。

単語をひとつずつ覚えるよりもフレーズでまとめて覚えることで、各単語の使い方や文法の勉強にもなります。それに加え、知っているフレーズが多いと必要なときに瞬間的に口から出せるため、コミュニケーションを円滑に取れるようになる点もメリットです。

フレーズを覚えるには、記憶に定着するよう繰り返し復習することが大切です。ビジネスでも通用する表現をレッスンで学び、自習として口に出して練習しましょう。
HanasoBizでは、オリジナルの復習システムを採用しており、出題されるフレーズの問題を解くことで復習できます。苦手なフレーズはより多く復習できるため、高い効率での学習が可能です。
 


 

オンライン英会話の効果でよくある質問


オンラインでレッスンを受講する際によくある質問として、具体的な効果を疑問に挙げるものが見られます。ここでは、その回答を紹介します。

どのくらいの期間でペラペラになれますか

身につけた英語表現を駆使して話せるようになるまでの期間は、頻度や効率などで個人差がありますが、半年~1年程度はかかると想定するのがよいでしょう。
勉強の時間が確保できるのであれば、少なくとも半年で十分です。仕事が忙しい社会人が、毎日短時間でも捻出して学習する場合では、1年間はかかると見られます。

ネイティブと遜色ないレベルでペラペラと話せるようになるには、相応に年数を重ねる必要があります。それでも最長1年程度あれば、レッスンに限らず毎日英語で発話する機会を作ることで、ネイティブと話す際にも困ることなく、言いたいことを伝えられるようになるでしょう。

毎日受けたほうがよいですか

無理なく受けられるのであれば、毎日受講するのもよいでしょう。しかし、必ずしもレッスンを毎日行う必要はありません。忙しい中で新しいことを次々と進めても、ただこなすだけになってしまっては効果を得るのが難しくなります。
毎日レッスンを受けられない場合でも、予習・復習を丁寧にこなしたほうが強く記憶に残せます。「仕事をしながら毎日受けるのは大変だ」と感じるなら、週2回程度に減らし、自習時間を多く取ってみるのがおすすめです。
この際、学習の効果を上げるには、量よりも頻度を気にするようにしましょう。レッスンを行う休日にのみ3時間の学習を行うよりも、空いた時間を見つけて毎日30分勉強するほうが英語に接している頻度が高くなるため、習ったことを忘れず定着させやすくなります。

また、勉強は講師から教わったり教材を読んだりするだけではありません。英語のニュースや音声を聞く、海外のニュースを読む、海外の番組やドラマ・映画を見るなど、日常生活の中でリスニング力や英語の表現を学ぶ方法もあります。

3か月続けた場合はどのような効果がありますか

3か月続けると、主に英語の聞き取り力が向上します。簡単な受け答えもできるようになりますが、話すスピードが速い人だと聞き取れないこともあるでしょう。
聞き取り練習や講師との英会話を繰り返すことで、会話中に適切な英語のフレーズが自然と口から出てきます。

3か月の時点では、自身で表現を考えることは難しいかもしれません。しかし、定型的なフレーズであっても3か月で覚えられるだけ習得していれば、ネイティブとの日常会話で困ることはないでしょう。

1年受講しても話せない人もいますか

1年であまり英会話が上達しないとすれば、英語をアウトプットする練習が不足していた可能性があります。それ以外にも、レッスンの受講や復習の頻度、学習への意欲などによって学習効率には個人差が出ます。
例えば日本に住んでいると、レッスン以外では英語話者を相手にしたアウトプットの機会を設けるのは難しいかもしれません。逆に英語圏の国に長期滞在していれば、機会を多く得られることで学習期間を短縮できる可能性もあります。
ほかにも、多忙などの理由でレッスンと学習の頻度が著しく少ない場合には、始めて1年以内に効果をあげるのは難しいでしょう。そのため、必ずしも1年に限らず、自身の状況に応じて学習期間の目安をつける必要があります。

また、十分な質と頻度で学習していても、その場の状況に応じた意見が求められるビジネスシーンや専門性の高い話題を完璧にこなすには、1年では足りないこともあります。
それでも、分からない用語や表現を前にしたとき、怯まずに聞き返したり、自分で調べてみたりするといった対応で学びを深める習慣を身につけるには十分でしょう。レッスンを受講し、復習を継続することで、このような状況でも英語への抵抗感がなくなり、スキルの向上を実感できるようになります。

HanasoBizでは学んだことを実際に使えるように講師とロールプレイを行う「CAN-DOチャレンジ」という実践型評価レッスンがあります。学習の結果得られた対応力を試し、どんなことが話せるようになったかを知ることで、自身の成長を強く実感できます。

オンライン英会話を始めてから英語を話せるようになるまでは、半年~1年程度が見込まれます。受ける際には、レッスンと復習を習慣化し、短時間でも高い頻度で学習の機会を設けるのが効果的です。また、モチベーションを保つためには具体的な目標を細かく立て、定期的に学習の成果を確かめるとよいでしょう。

HanasoBizではビジネスシーンで活用できる実用的な英会話を学べるメソッドとシステムを用意しており、効果を確かめながら学習したい方におすすめです。無料体験ができるためぜひ一度お試しください。

 

この記事を書いた人
オンライン英会話HanasoBizスタッフ
2019年11月1日にサービスを開始した、ビジネス特化型のオンライン英会話
▼サービスサイトはこちら
https://biz.hanaso.jp/

    • 個人向けオンライン英会話hanasoで長年培ってきたノウハウを法人向け教材コンテンツに展開し、ビジネスの場で即活用ができる英会話学習提供。

 

    • 多様なビジネスシーンに加えて、海外出張、駐在、スモールトークなど、様々なシーンに対応 した教材で、初級者から上級者まで実践的なトレーニングが可能。