フィリピン 5. 代表的な観光地

1.マニラ

マニラ

ルソン島のほぼ中央に位置するマニラは、フィリピンの首都で最大の都市です。

高層ビルが林立し、車と人で溢れかえるマニラは、アジア最大級のショッピングモールや高級ホテルが建ち並ぶ、情報と文化の発信地でもあります。

「フィリピンのウォール街」とも言われるビジネスと商業の中心地・マカティや、スペイン風建築物が数多く残るイントラムロス、中華系の人々が行き交うチャイナタウン、 そして高級店や高級住宅街が並び現在マニラで最もおしゃれなフォート・ボニファシオなど、エリアによって全く違う雰囲気を持っているのも特徴的です。

2.セブ島

セブ島

マニラから飛行機で約1時間のセブは、日本でもポピュラーなリゾートアイランドで、成田空港からは直行便も飛んでいます。 一般的に「セブ」とはセブ島やマクタン島、そしてその付近に点在する小さな島々の総称です。

セブ島の中心地・セブシティはフィリピン第三の都市で、フィリピン最古の教会のひとつ、サント・ニーニョ教会や、16世紀に冒険家のマゼランが造った木製の十字架が納められているマゼラン・クロスなど、歴史的な建造物が点在しています。

セブ国際空港のあるマクタン島には、美しいビーチ沿いにリゾートホテルが建ち並び、スキューバダイビングやパラセイリングなどのマリンスポーツを楽しむことができます。

3.ボホール島

ボホール島

セブ島の南側に位置するボホール島は、フィリピンで10番目に大きな島で、神秘的な景観を誇る「チョコレート・ヒル」や、世界最小のメガネザル「ターシャ」などで有名です。

ロボック川の川くだりや、映画「インディ・ジョーンズ」に登場する橋のモデルにもなったと言われている珍しい竹のつり橋など、見どころがたくさんのリゾートアイランドです。

また、ボホール島と橋で結ばれているパングラオ島には美しいビーチが広がり、海水浴やダイビングを楽しむ観光客でにぎわっています。

ボホール島はマニラから飛行機で約1時間、またセブ島からはフェリーで2時間ほどです。

4.ボラカイ島

ボラカイ島

世界の美しいビーチランキングで常に上位にランクインするボラカイ島は、白砂が約4kmにわたって延びる「ホワイトビーチ」が世界的に有名なリゾートです。

日本ではまだ知名度が高くないのが残念ですが、最寄りのカリボ国際空港にはシンガポールや香港、中国、韓国などから直行便が就航していて、アジアを中心に世界中のツーリストから人気を集めています。

ホワイトビーチにはリゾートホテルやレストラン、バー、ダイビングショップが建ち並び、夕暮れ時には真っ白な砂浜が真っ赤に染まると言われています。

マニラからは、隣のパナイ島にあるカリボ国際空港またはカティクラン空港まで約1時間、空港からバスとボートを乗り継いで行く方法があります。

5.パラワン島

パラワン島

「フィリピン最後のフロンティア」とも言われるパラワン島は、プエルト・プリンセサ地底河川国立公園やトゥバタハ岩礁海中公園といった世界遺産をはじめ数々の自然が残る美しい島で、 最近フィリピン国内はもとより世界各国から注目される観光地となっています。

州都であるプエルト・プリンセサを中心に、高級ビーチリゾートのエルニドや先住民族・バタック族が暮らす村、地底河川国立公園など、島内には多くの見どころが点在しています。

マニラやセブからプエルト・プリンセサ国際空港まで飛行機で約1時間半ほどです。

6.ルソン島北部

ルソン島北部

フィリピンで一番山深い地域であるルソン島北部は、スペイン植民地時代の数々の遺産と、少数民族が守る伝統文化が共存している地域で、手付かずの自然が数多く残り、フィリピンでは避暑地としても知られています。

「夏の首都」と呼ばれるバギオは、年間平均気温が20℃という過ごしやすい地域として夏の間は特に観光客が多く訪れます。また世界遺産・コルディリェーラの棚田群が広がるバナウェやサガダ、そしてもう一つの世界遺産・ビガンなどが主なツーリストスポットとなっています。

ルソン島北部の中心都市であるバギオへは、マニラからバスで約6時間~8時間ほどです。